アールデコとブラウニーの街
また旅の話題ですが、先週末バンドゥンの街へ行ってまいりました。バンドゥンはジャワ島ではジャカルタ、スラバヤに続くインドネシアの第三の都市です。ジャカルタより電車でだいたい3時間ほどの距離ですが、標高が高いため、いつものトロピカルな服装ですとちょっと寒く感じます。
バンドゥンにはオランダ領インド時代に、チンチョナ(マラリアの解毒剤)やアッサムティー、コーヒーなどのプランテーションが開発されました。またオランダ人はバンドゥンの涼しい気候を好み、たくさんの豪華なホテルやカフェを建て、避暑地としても発展させました。状態は決して良いとはいえませんが、バンドゥンには20年代、30年代のアールデコの建物が多数残っています。アールデコの街と言えばパリやニューヨークを連想しますが、まさかジャワ島のジャングルの中にアールデコの街が存在したなんて、本当に驚きです。
私たちが宿泊したSavoy Homann Hotel(上)が建てられたのは1939年です。デザインはコロニアル アールデコというそうです。バンドゥンが主催した1955年の第一回アジア アフリカ会議のVIPはこのホテルに泊まりました。古い建物は背が低いことが多いですが、ここはオランダ人を基準に建てたのか、天井やドアが驚くほど高いです。当時、使われた食器などがロビーに飾られてました。チャーリーチャップリンも泊まったことがあります。
バンドゥンの名物はなんとブラウニー。
これは老舗のアマンダのではありませんが、サイズは同じです。1キロでだいたい450円。ブラウニーは普通は焼き菓子ですが、ここのブラウニーは蒸してあるそうです。なかなか美味しかったですよ。ジャワのジャングルの中に街並みがアールデコで名物がブラウニーの場所があるなんて…不思議です。
バンドゥンにはオランダ領インド時代に、チンチョナ(マラリアの解毒剤)やアッサムティー、コーヒーなどのプランテーションが開発されました。またオランダ人はバンドゥンの涼しい気候を好み、たくさんの豪華なホテルやカフェを建て、避暑地としても発展させました。状態は決して良いとはいえませんが、バンドゥンには20年代、30年代のアールデコの建物が多数残っています。アールデコの街と言えばパリやニューヨークを連想しますが、まさかジャワ島のジャングルの中にアールデコの街が存在したなんて、本当に驚きです。
私たちが宿泊したSavoy Homann Hotel(上)が建てられたのは1939年です。デザインはコロニアル アールデコというそうです。バンドゥンが主催した1955年の第一回アジア アフリカ会議のVIPはこのホテルに泊まりました。古い建物は背が低いことが多いですが、ここはオランダ人を基準に建てたのか、天井やドアが驚くほど高いです。当時、使われた食器などがロビーに飾られてました。チャーリーチャップリンも泊まったことがあります。
バンドゥンの名物はなんとブラウニー。
これは老舗のアマンダのではありませんが、サイズは同じです。1キロでだいたい450円。ブラウニーは普通は焼き菓子ですが、ここのブラウニーは蒸してあるそうです。なかなか美味しかったですよ。ジャワのジャングルの中に街並みがアールデコで名物がブラウニーの場所があるなんて…不思議です。
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by jalan11
| 2010-12-22 18:27
| 旅
チルボン
先週末、チルボンへ行ってまいりました。チルボンはジャカルタより東に約250キロ離れた人口230,000人ほどの小さな港町ですが、ジョグジャカルタに匹敵するほどの文化遺産が点在する興味深い場所です。元々はジャワイスラムの開祖である九聖人の一人がつくったイスラム王国のひとつですが、15世紀ごろから中国やヨーロッパとの海洋貿易が盛んだったため、様々な文化がチルボンに集まり融合してきました。
チルボンには16世紀頃に建てられた4つのクラトン(王宮)があります。
こちらはクラトン ケセプハンの王宮内の写真です。オランダ、中国、イスラム、ジャワなど様々な文化の影響を受けている宮殿内は掴みどころのない不思議な空間です。
ジャワ式の外装と西洋式の内装。天井にはフランスのシャンデリア、壁にはは中国の焼き物やオランダのタイルが埋め込まれています。
一番目を引いたのが16世紀に造られた王族用の木造の馬車。鼻は象(インド)、頭は竜(中国)、羽は黄金(エジプト)。王国がインド、中国、エジプトとよりよい関係を気づけるようにという願いから造られたとか。
こちらはグア スンヤラギ宮殿。18世紀初期、スルタンの瞑想の場として建てられた離宮です。ゴツゴツした岩の外壁は雨雲をモチーフにしてるそうです。
チルボンのバティックは中国の影響を受けているため、鮮やかなを色使いが特徴です。
この模様が代表的なチルボンの模様、メガメンドゥン(雨雲)です。色合いといい、柄といい、いかにも中国的な感じがします。他にもたくさんチルボンには素敵なバティック模様があります。ジャカルタではなかなか手に入らないので、ついつい衝動買いしてしまいました。バティックはまた別の機会にご紹介しますのでお楽しみに。
チルボンには16世紀頃に建てられた4つのクラトン(王宮)があります。
こちらはクラトン ケセプハンの王宮内の写真です。オランダ、中国、イスラム、ジャワなど様々な文化の影響を受けている宮殿内は掴みどころのない不思議な空間です。
ジャワ式の外装と西洋式の内装。天井にはフランスのシャンデリア、壁にはは中国の焼き物やオランダのタイルが埋め込まれています。
一番目を引いたのが16世紀に造られた王族用の木造の馬車。鼻は象(インド)、頭は竜(中国)、羽は黄金(エジプト)。王国がインド、中国、エジプトとよりよい関係を気づけるようにという願いから造られたとか。
こちらはグア スンヤラギ宮殿。18世紀初期、スルタンの瞑想の場として建てられた離宮です。ゴツゴツした岩の外壁は雨雲をモチーフにしてるそうです。
チルボンのバティックは中国の影響を受けているため、鮮やかなを色使いが特徴です。
この模様が代表的なチルボンの模様、メガメンドゥン(雨雲)です。色合いといい、柄といい、いかにも中国的な感じがします。他にもたくさんチルボンには素敵なバティック模様があります。ジャカルタではなかなか手に入らないので、ついつい衝動買いしてしまいました。バティックはまた別の機会にご紹介しますのでお楽しみに。
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by jalan11
| 2010-12-14 20:22
| 旅
色鮮やかな虫たち
色鮮やかな赤い虫が胡蝶蘭のクキにとまってました。
朱色と黒の羽がシブくて粋な蛾。
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「虫」で異国を感じる。。。そんな一日でした。
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by jalan11
| 2010-12-13 19:14
| 虫
インドネシアの果物
インドネシアには、たくさんの果物の種類があります。日本でも見かけるものもあれば、移住してから初めて見たものもたくさんあります。全てご紹介するのは大変なので、今回は散歩の途中に見かけた果物をご紹介します。これらは全て誰かの庭か空き地に生えてた木です。
これは日本でもお馴染みのマンゴーです。マンゴーは日本のリンゴのようにたくさんの種類があり、
緑色のもあれば黄色、オレンジ色のもあります。また大きさも握りこぶしぐらいのものから直径20センチ前後のものまであります。この様に実は一本の枝に4つも5つもぶら下がってるのをよく見かけます。8月から1月までが食べごろです。
こちらはジャックフルーツ。木になってますが、とてつもなく巨大な果物で大きいものは直径70センチもあります。しぼんで変形した風船のような面白い形をしてます。外の皮は厚く、刺があり、切ると包丁にネバネバした皮の粘膜がついてしまいます。果肉は白くて甘味が強く、グデックという煮物によく使われます。調理されると肉のような食感と奈良漬のような甘苦い味になります。個人的にはちょっと苦手です。
こちらはパパイヤ。実は大きいもので40-50センチほどあります。マンゴーほどは甘くありませんが、サッパリしてるので食べやすいです。我が家では一番よく食べる果物です。
こちらはスリカヤという果物です。外側がゴツゴツしてて一見、青いパイナップルのように見えます。まだ食べたことはありませんが、実はバナナとパイナップルを混ぜたような味がするそうです。
こちらは何だと思いますか?スターフルーツです。このように実は枝から縦にぶら下がります。甘ずっぱいリンゴのような味がします。
これは日本でもお馴染みのマンゴーです。マンゴーは日本のリンゴのようにたくさんの種類があり、
緑色のもあれば黄色、オレンジ色のもあります。また大きさも握りこぶしぐらいのものから直径20センチ前後のものまであります。この様に実は一本の枝に4つも5つもぶら下がってるのをよく見かけます。8月から1月までが食べごろです。
こちらはジャックフルーツ。木になってますが、とてつもなく巨大な果物で大きいものは直径70センチもあります。しぼんで変形した風船のような面白い形をしてます。外の皮は厚く、刺があり、切ると包丁にネバネバした皮の粘膜がついてしまいます。果肉は白くて甘味が強く、グデックという煮物によく使われます。調理されると肉のような食感と奈良漬のような甘苦い味になります。個人的にはちょっと苦手です。
こちらはパパイヤ。実は大きいもので40-50センチほどあります。マンゴーほどは甘くありませんが、サッパリしてるので食べやすいです。我が家では一番よく食べる果物です。
こちらはスリカヤという果物です。外側がゴツゴツしてて一見、青いパイナップルのように見えます。まだ食べたことはありませんが、実はバナナとパイナップルを混ぜたような味がするそうです。
こちらは何だと思いますか?スターフルーツです。このように実は枝から縦にぶら下がります。甘ずっぱいリンゴのような味がします。
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by jalan11
| 2010-12-01 19:49
| 食
お帰りなさい、オバマ大統領
写真は記念のプリントTシャツです。Mas Obamaとはジャワ語でオバマ兄さん/兄貴のような意味です。
先週の9日にオバマ大統領がインドネシアを訪問しました。当初の予定では24時間滞在するはずでしたが、ムラピ火山の墳灰がジャカルタの方角に吹いていたため急遽18.5時間に短縮されました。この18.5時間はインドネシア中が仕事も何も中断して、TVやラジオでニュースをタイムリーに追っかけてました。またジャカルタ市内の主要道路も閉鎖され、街中がオバマさんのためにスタンバイしました。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、過去にオバマ大統領の訪問は2回もキャンセルになりました。最初は医療保険改革法案の件で二度目はメキシコ湾の原油流出の事故でした。アメリカ国内の理由が何であれ、インドネシアでは待ちくたびれた感が漂ってました。インドネシアの大統領もひがんでしまったのか、9月の国連総会の傍らで行われたASEAN東南アジア諸国連合とアメリカの合同会議を欠席しました。こんな経緯があるため、今回の訪問はムラピが噴火して多少の危険性があるにせよ、実現させなければいけない義務がアメリカにはありました。Air Force 1、何としてでも着陸してくれ!と誰もが神に願うような気持ちでいました。もちろん本当にリスクがあるのであれば飛ばなかったと思いますが、事故につながらない様に最善の注意を払ったことでしょう。そして遂に9日の夕方の16:30時頃、無事にハリム空港に着きました。その光景は各チャンネルで生中継されました。ただ着陸して、扉が開いて、降りてきて、車に乗り換えて、市内に向かうというだけの映像でしたが、誰もがTVに釘付けで、遂に実現できた訪問に興奮しました。
翌日はインドネシア大学で演説を行いました。
オバマ大統領はスピーチの冒頭でネイティブな発音で”Pulang kampong nih”、「(僕は)故郷へ戻ってきたよ。」と言って、一瞬にして観客全員の心を奪ってしまいました。またスピーチの中で少年時代ををジャカルタで過ごしたことを懐かしく回想し、「数千の島と数百の言語、多様な地域性と民族から成るインドネシアでの生活は人類共通の人間らしさを教えてくれた」、「人種や宗教の違いは乗り越えられることを学んだ」と話しました。久々に聞けたオバマさんの鳥肌が立つような演説に私も感激し、インドネシアの人々にも聞いてもらえたことを本当に嬉しく思いました。特に生で演説を聞けたおよそ6500人の若者はいつまでもこの日を忘れることはないでしょう。今のアメリカでどう共和党に叩かれようが、どぎつい悪質な非難を浴びさせられようが、彼が歴史に残るアメリカの大統領であることは間違えないわけですから。しかもインドネシア語をスラスラ話せるようなアメリカの大統領はおそらく最初で最後でしょう。まだオバマさんが現役である今こそが、インドネシアのことを海外でも知ってもらえる大きなチャンスであって、アメリカにとってもイスラム圏の国と交流を深められる最高のチャンスのはずです。
ちなみに私は更にラッキーなことに、オバマ大統領とファーストレディのミシェルさんにお会いすることができました。とにかく絵に描いたような気品あふれる温かい方々でした。なぜ写真を撮らなかったかと最近よく聞かれますが、ディズニーランドのミッキーとミニーに会うのとは訳が違うので、シャッターを下ろすための数秒間であっても、私一人で奪ってはいけないという気持ちになりました。あの瞬間は私の一生の宝で、孫にも曾孫にも何度も繰り返し自慢するようなおばあちゃんに私はなるような気がします。
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by jalan11
| 2010-11-16 21:30
| 市内
こちらは通称”ビッグ ドリアン”とよばれるインドネシアの首都、ジャカルタ。いったいどんな味がするのでしょうか?日々の生活に見るジャカルタを記録中。
by jalan11
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